【秋の知床満喫day】
〜ペレケ川→知床自然センター→知床五湖→知床峠→羅臼〜
10月16日、旅行11日目。
7:00、おはようございます。
静かでよく眠れました。
車中泊していたのは、「道の駅 しゃり」。
綺麗ですが駐車場は狭いので、繁忙期は避けた方が良さそうです。
(臨時P有り)
朝のお散歩。
羅臼岳?がくっきり見えます。
そんなに寒くもないですが、なぜか早く帰りたがるのぶ君。
早く帰りたい理由は、美味しいパンがあるのを知ってるから。
実は昨夜「道の駅パパスランドさっつる」で、美味しそうなパンを見つけたので買っておいたのです。
くるみチーズパン、おいしかったです。
ちなみにここ「道の駅 しゃり」でも、ゴミ袋の販売&引き取りをしてくれます。
道東は、このサービスが多くて助かります。
さて今日は、知床観光の日。
今年はいつもより少しだけ穴場の観光に挑戦しようと思うので、念の為休日に合わせて来ました。
平日よりも人が多いので、ヒグマと遭遇する心配が軽減されます。笑
ということで、無駄に意気込んで、、、
8:55、道の駅を出発。
知床半島を目指して、海岸線をドライブ。
やっぱり知床は、気分が上がりますね。
毎回来ている
「道の駅 うとろ・シリエトク」。
ここに来ると知床の情報がリアルタイムで分かるので、いつも寄ってます。
今回は、車を停めたらまずはサケの遡上を見に行きます。
斜里バスウトロターミナル横を流れるペレケ川で見られると聞いて、徒歩で来ました。
こんな段差、どうやって上るんだろう。
何匹かジャンプのタイミングを伺っているサケ達がいます。
「お前がいけよ。」
「いや、お前が先にいけよ。」
という会話が聞こえてきそうです。
「じゃ、俺が。」
全サケ「どうぞどうぞ。」
ってとこまで、ちゃんとやってもらいたいです。
トライしますがなかなか上れないし、上っても川の流れに負けて戻って来ちゃう、、、
という感じで、私たちが見ている時に成功したサケはいませんでした。
力尽きて、カラスの餌になってしまうサケもたくさんいます。
何もそこまでして遡上しなくても、、、と思いますが、こうしないと子孫を残せないので本能的にしてしまうんですね。
そんなサケ事情とは無縁のパグ。
戻ってきました。
番屋をイメージして造られた建物が目印です。
売店を物色して、出発。
秋の知床も綺麗ですね。
いよいよ世界自然遺産の知床国立公園内に入って行きます。
今年は、ヒグマさんに出会えるのでしょうか。
(車の中からだと見たい。)
いつも素通りしちゃうプユニ岬。
ここだけじゃなくて知床横断道路を走っていると所々海が見えるんですが、どこも眺めが良くてめっちゃ綺麗です。
今年はプチ冒険をしようということで、
10:40、「知床自然センター」に到着。
熊鈴を持って、人間だけでいざ出陣。
ちなみに心配な人は、熊撃退スプレーをレンタルすることもできます。
プチ冒険とは、フレペの滝遊歩道です。
定番の知床五湖しか行ったことがないので、少しだけチャレンジしてみたくなりました。
フレペの滝遊歩道コースは、往復約2kmで40分くらいです。
林の中を進みますが、離れてはいますが前後に他の人達もいるので心強いです。
完全1人だと行けないかな。
林を抜けると、急に視界が開けて草原に出ました。
遠くに知床連山がそびえています。
歩きやすい道ですが、もちろんペットは連れ込み禁止。
着きました。
「フレペの滝」です。
去年は海上から見ましたが、↓
当たり前ですが、陸からはまた違った角度で見れます。
望遠すると、見えますね。
シトシトと細く流れ落ちているのが、フレペの滝です。
別名、乙女の涙。
見れましたが、想像以上に遠かったです。笑
分岐点には看板があるので大丈夫ですが、迷わないように帰ります。
無事に駐車場まで戻って来ました。
知床自然センターは去年ゆっくり見たので、割愛します。
11:30、知床自然センターを出発。
日本一開通期間の短い国道334号線(知床横断道路)を進みます。
知床国立公園内の川にも、本格的なカメラを持ったおっちゃんたちが待ち構えてます。
ひゃー、綺麗。
知床はドライブだけでも価値あり。
そして必ずやってくるこちら。
11:45、「知床五湖」に到着。
一昨年初めて来てから、すっかり虜になった場所です。
母も私も一度行った場所よりも初めての場所に行きたい派なのですが、私がもう一度ここに来たかったので、来ちゃいました。
それに、今回は初めての試みもあります。
一昨年の知床五湖↓
前回は、高架木道という電気柵が張り巡らされた安全な道を散策しました。
でも、これじゃ奥まで行けないんです。
引用元:高架木道|知床五湖
高架木道から見えるのは、一湖のみ。
より知床の自然を身近に感じたければ、地上遊歩道の方がいいんですが、、、
なにせ、地上遊歩道はヒグマと遭遇する可能性があるため、軽い気持ちでは行けません。
今回は、覚悟を決めて、地上遊歩道に挑戦しようと思います。
地上遊歩道には、大ループ(3km)と小ループ(1.6km)があります。
残念なことに大ループが工事中なので、小ループに挑戦します。
まず大前提として、地上遊歩道はこちらのフィールドハウスでレクチャーを受けた人のみ、通行できます。
知床の自然を守るため、ヒグマも自分自身も守るために必要なレクチャーです。
時期によって散策方法が変わるのですが、、、
「春の植生保護期」例年知床横断道路が開通する時期(4月中旬頃)から5月初旬頃までは、レクチャーを受けてから個人で散策できます。
「ヒグマ活動期」5月中旬から7月末頃までは、レクチャー受講後に登録インストラクターが引率するツアーに入って散策します。
「秋の植生保護期」8月頃から知床横断道路が閉鎖する時期(11月中旬頃)までは、春と同じでレクチャーを受けた後に個人で散策できます。
てことで今は秋の植生保護期なので、レクチャー受講後に個人で散策します。
受付で申請書を提出して、立ち入りを許可してもらいます。
と書くとなんだか仰々しいのですが、普通に受付する感じです。
その後に、映像を見ながら解説を聞いて(レクチャー)、食べ物を持っていないかチェックされます。
(ヒグマが反応してしまうため、お茶・水のみ持ち込み可。)
レクチャーは10分ほどで終わるので、それから出発。
いよいよ入っていきますよ。
熊鈴を持って来ていたのは、私たちだけでした。笑
想像よりも歩きやすい道で、この時は私たちを含め3組いたので、怖くないです。
植物を保護するために、道を外れたり木の根を踏んだりしてはいけません。
まあ、歩くペースが違うので、徐々にバラバラになっていくんですけどね。
個人個人の方がスリルがあって楽しいかも。
とか言う余裕も出てきました。
今回は小ループなので、見えるのは二湖と一湖のみ。
短いですが、特別感を味わいます。
湖の側に三脚を立てて、最高の一瞬を狙うカメラマンもいます。
そこまでの忍耐力と時間がないなぁ。
さすがに、徒歩だとヒグマさんには出会いたくないですね。
ヒグマには出会わなくとも、さまざまな動物達がいる気配がします。
うん、多分、知床に来て浮かれてるだけ。
でもほんとに、見たことないリスみたいなハムスターみたいな小動物がいたりしました。
↓自分で撮っといてどこに写ってるかわかりませんが、多分ギリギリ撮れたやつ。
エゾリスの極小版みたいなやつでした。
キツツキも見た気がします。
地上遊歩道も終盤になり、高架木道からも見える一湖に出てきました。
勝手な想像ですが、河童が出てきそう。
一湖の端で、地上遊歩道から高架木道に連結しています。
(高架木道から地上遊歩道には降りれません。)
ここからは、高架木道を通って駐車場に戻ります。
既視感のある一湖の湖畔展望台。
お天気は一昨年の方がよかったかな。
曇りなのが残念ですが、高架木道からの景色が素晴らしいんです。
晴れた日の知床連山や海は、壮観。
薄手のダウンがあってもいいくらい寒くなってきました。
雄大すぎて非日常ですね。
ここへ来ると、私たち(人間)はよそ者だと感じます。
ヒグマとの共存を目指す知床。
共存にも色々な形がありますが、いずれにせよ私たち人間が主体となっています。
もうそれは、仕方のないことで。
支配権を持つ人間として、問われることがあると思います。
高架木道を歩いているとメッセージボードがあるのですが、その一つに「ソーセージの悲劇」という実話があります。
人間がうわべだけの良心で行う野生動物への餌やりが、どんな悲劇を招くのか。
これは知床のヒグマやキツネだけではなく、身近な野良猫への餌やりにも言えることですね。
今年も来れて良かった。
視力が0.3上がりました。
小腹が空いたので、フィールドハウスの隣にあるパークサービスセンターを物色。
鹿肉チーズバーガーを買いました。
もうお昼の時間は過ぎていますが、今日は楽しみなランチがあるので軽めにしときます。
13:30、知床五湖を出発。
さらに、奥へ進みます。
休日のわりには、車が少ないです。
まあ今年はもう、カムイワッカ湯の滝へも行けないですからね。
あれ、ずっと知床横断道路を走ってると思ってたけど、ここが知床横断道路の入口みたいです。
(知床自然センター前のR334とr93の分岐点)
知床峠まで10km。
9月と10月で、全然車窓の眺めが違います。
ここは、十勝岳温泉へ登っていく道みたい。
白樺と黄色の紅葉最高。
北海道最高。
雲間から羅臼岳が見えてきました。
「知床峠」に到着。
めっちゃ寒いです。
そして、ちょうど羅臼岳が雲に隠れて見えない。
いつの間にか、背の順に。
寒いけど写真撮るだけだからいいかと思って、服も着せなかったんですが、、、
激おこ、だそうです。
失望の眼差しを向けられました。。。
さ、下りましょうか。
さすがに、上の方は紅葉も終わりかけです。
海の向こうに見えるのは、国後島。
羅臼側に降っていく道は、クネクネ道。
エンジンブレーキフル稼働です。
14:25、「道の駅 知床・らうす」に到着。
ここでお昼ご飯を食べるのを、楽しみにしていました。
「知床食堂」
海の見えるカウンター席にしました。
黒ハモ丼が有名ですが、あまりハモが好きじゃないのでパス。
↓前浜海鮮丼
羅臼産のネタが10種類以上乗っている豪華な海鮮丼。
↓ホッケ焼き定食
普通サイズでも、大きいです。
やっぱり羅臼で食べる刺身は、間違い無い。
どのネタも最高に美味しいですが、特にえんがわに感動しました。
母も私も、羅臼で食べる海鮮が一番好きです。
この後、熊越の滝を見に行こうかと思っていたのですが、暗くなってきたので中止。
朝から観光しっぱなしで少し疲れたので、仮眠します。
〜💤〜
16:00、道の駅を出発。
給油してから、知床峠方向へ少し戻ってお風呂へ。
16:15、「ホテル 峰の湯」に到着。
羅臼温泉です。
先に少しだけわんこを散歩させて、
(ここら辺は、たまに民家の近くにもヒグマが出る。)
熱めの露天で、温まりました。
硫黄の匂いがすごく漂っていたんですが、入るとそこまで匂いませんでした。
17:30、峰の湯を出発。
途中でコンビニに寄って、根室海峡沿いを南下。
18:55、「道の駅 おだいとう」に到着。
他に車は2台だけ。
周りに何もなくて、暗いです。
雨が降ってきて、海の横で風も強い。
なので、今日知床の道の駅うとろ・シリエトクで買ったビールで乾杯します。
青いビール。
軽くて飲みやすいです。
晩御飯を撮り忘れたのですが、間違いなくコンビニ飯です。
食後に散歩に行って、
23:00、おやすみなさい💤
↓本日の行程(153km)
※実際は知床横断道路を通ったのですが、執筆時(2月)は冬季通行止め中のため、迂回ルートで表示されています。
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