【トドワラと絶品トロサンマ】
〜野付半島→納沙布岬→厚岸〜
10月17日、旅行12日目。
8:30、おはようございます。
雨は止んだみたいなので、朝のお散歩へ。
車中泊していたのは、
「道の駅 おだいとう」。
羅臼⇄根室を結ぶR244上にある、唯一の道の駅です。
ここを過ぎると、次は根室半島の付け根にある道の駅になります。
今日は野付半島に行きたいので、少し通り過ぎましたがここで泊まりました。
朝ご飯タイム。
真剣な眼差しで何かを見つめるのぶ君。
引いてみると、、、
あ、他人のパンにたかってますね。
こういう時だけ、何も言わなくても賢く「待て」ができます。
喉も潤して、
10:00、道の駅を出発。
昨夜走った道を、北方向へ戻ります。
R244は北方領土にすごく近い場所にあるのですが、何気なくナビを見ると「ホッポーロード」。
え、北方領土とかけてる?
なんか領土問題はシビアで笑えない話題だと思ってたんですけど、イジっていいんだ。。。
至る所にある「返せ!北方領土」の看板とのギャップに、怖くなりました。
ここが野付半島への入口ですね。
右側は、野付湾。
野付半島は、日本最大の砂嘴(さし)です。
砂嘴とは、海流によって運ばれた砂が堆積してできた地形で、ここは全長約26km。
ここからも、北方領土が見えます。
これは、国後島。
野付半島と国後島の最短直線距離は、16km。
そりゃ見えるわ。
ナラワラが見えてきました。
ここには江戸時代中期頃まで原生林があったらしいのですが、地盤沈下によって海水が流入し、徐々に木々が枯れていきました。
ここナラワラと奥にあるトドワラは、枯れた原生林の木々が立ったままの状態で残っている場所です。
10:35、
「野付半島ネイチャーセンター」に到着。
風があってめっちゃ寒い。
ここから、トドワラを見に行きます。
ネイチャーセンターからトドワラへ行く方法は、徒歩かトラクターバス。
片道約1.3kmの徒歩ルートは、20分くらいで行けるそうです。
が、寒いのが苦手な母は、迷わずトラクターバスに課金。
(往復¥1,000/人)
寒いのでのぶ君はる君は車でお留守番ですが、犬連れの場合は徒歩ルート1択。
今日は、トラクターバスを選ぶ人がほとんどです。
出発。
これ1台がギリギリ通れる道で、歩道が平行してあります。
ちなみにこのトラクターバス、以前は馬車だったそうです。
砂浜に赤い花がたくさんあるなぁと思っていたら、アッケシソウというそうです。
ちょうど今が時期。
着きました。
景色よりも何よりも、まず寒過ぎ。
運転手のおっちゃんも、「この秋一番の寒さ」だと言ってました。
トラクターに課金して正解。
凍えながら、木道を歩いて行きます。
奥にもう見えてますね。
はい、これがトドワラです。
え?笑
想像と違うのは、私も同感。
風化が進んだり嵐などで、年々少なくなっているそうです。
いずれはなくなってしまうんでしょうね。
トドワラの見学は、10分もあれば終わります。
死んでもトラクターバスに乗り遅れたくないので、早めの行動。
ネイチャーセンターに戻って来て、車で行けそうなところまで半島の奥に進みます。
野付埼灯台手前の野付駐車場でUターン。
まだ奥に行けそうですが、何もなさそうなので。
ナラワラの方が、トドワラよりも残ってますね。
なんか不思議です。
ここがこうして観光スポットになった時には、すでに枯れていたわけですよね。
枯れたものに名前が付けられて、人が見に来るようになったんですよね。
てことは、枯れなかったらどこにでもある林だったんですかね。
枯れたからこそ、人が見にくる場所になったのかな。
でも、風化が進んで無くなってしまうと、人は見に来なくなりますよね。
観光スポットとしては、枯れてるけど姿は保っているこの期間がちょうどいいんですね。
夏にはこの野付湾に、可愛いアザラシちゃんがやって来るそうです。
11:30、野付半島を出発。
本土最東端を目指します。
〜🚙〜
最東端だろうがなんだろうが、そんなのは関係ないパグ。
オーロラタワーが見えてきました。
納沙布岬灯台とは、また別物です。
13:40、「納沙布岬」に到着。
本土最東端の地です。
ちなみに、日本最東端は南鳥島。
ここも風が強くて寒い。
写真撮って少しだけお散歩したら、わんこたちには暖かい車で待機してもらって。
根室に来たらどうしても生さんま丼が食べたかったので、この時間までお昼ごはんを我慢していました。
↓北方四種丼
いくら、たこ、ふんどし、さんまが豪華に乗っています。
ふんどしとは、カニの身の部位だそうです。
↓イクラとトロサンマ丼
おじちゃんがサンマ丼と間違えて作ってくれたおかげで、通常より多めになりました。笑
見た目はタレが濃そうだなと思ったのですが、食べてみてびっくり。
めちゃ美味しい。
サンマに脂が乗っていて、甘めのタレとの相性も抜群。
魚の小骨が大嫌いな私も、気にならないほどの小骨でした。
いくらもプチプチ食感で、カニ汁も染みました。
最高の昼食のあとは、周辺をお散歩。
まずは、四島のかけ橋。
中心で燃え続けている火があります。
北方領土が返還される時まで、日中は燃やし続けるそうです。
その後、北方領土資料館も見学して、
15:15、納沙布岬を出発。
〜🚙(3,000km突破)〜
給油をして、厚岸を目指します。
ちょうど夕暮れ時に移動しているのですが、根室の夕陽、大きくて眩しすぎ。
釧路の夕陽は、世界三大夕陽の1つに称されるほど有名なのですが、ここの夕陽も運転手殺しかというほどの輝きです。
17:10、「喜楽湯」に到着。
多分ここ、一昨年も来た気がする。
厚岸は、意外に日帰り入浴できる所が少ないんですよね。
番台がある綺麗な銭湯で、お湯はめっちゃ熱いです。
18:00、銭湯を出発。
これまたいつものイオンスーパーに寄って、
18:30、「道の駅 厚岸グルメパーク」に到着。
結構車が停まっています。
新鮮な海鮮を自分で焼いて食べられるバーバキューコーナーもあるので、ここで飲んでそのまま寝るのもありですね。
残念ながらラストオーダーが終わっているので、私達はいつも通り車で夕食。
と、その前に散歩か。
昼食が遅くてお腹が空いてないので、シンプルディナー。パグを添えて。
あ、そういえば、厚岸に向かう途中、牛小屋でタンチョウを2羽見ました。
頭が赤かったので、多分タンチョウだったと思います。
牛の餌を我が物顔で食べてました。
22:30、おやすみなさい💤
↓本日の行程(257km)
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