【北海道一面白い⁉︎酒蔵見学】
〜小林酒造→ぷらっとみなと市場→登別地獄谷〜
9月12日、旅行13日目。
6:00、おはようございます。
銃声で目が覚めました。
55kmくらい離れたところに帯広空港があるので、バードストライク予防の銃声かと思ったんですが、もっと近くで聞こえた気がします。
畑の害獣対策の空砲でしょうか。
車中泊していたのは、
「道の駅しかおい」。
鹿追町民ホールなどが併設されているためか、駐車場も広々としています。
朝採れ野菜や地元オリジナルの特産品が並ぶ他、気になったのは肉じゃがまん。
旗を立てたままだなんて、飯テロです。
道の駅のすぐ隣には千の公園もあり、周辺を朝散歩。
のぶとはるの服を見てお気付きかもしれませんが、今日は寒い!
この旅初の冬服です。
温度計を見ると、 20℃ないですね。
植木アートや噴水もあります。
車に戻って朝ごはん。
またこぼしてるし。
”北海道産”じゃがいものコロッケパン、美味。
さて、今日はどこに行きましょうかな、と昨日考えていたんですが、夕張観光ってしたことない気がするんですよね。
去年は、メロンだけ食べに寄ったかな。笑
夕張市の石炭博物館は前から行きたいと思っていたんですが、模擬坑道が火災により見学中止しているのでやめました。
他を探していると、夕張の栗山町にある酒造が見学できるみたいなので、そこへ行くことにします。
8:00、「道の駅 しかおい」を出発。
給油してから高速に乗ります。
トマムや占冠周辺は山の中で道もあまりないので、キャンピングカーだし高速に乗った方が良さそう。
8:30、十勝清水IC → 10:00、追分IC
10:30、「小林酒造」に到着。
あの有名な日本酒、北の錦の蔵元です。
ここ夕張は炭都として知られている通り(知らなかった)、多くの炭鉱があり賑わっていました。
「銘酒 北の錦」は全国から集められた炭鉱員たちの息抜き酒として大人気だったそうです。
駐車場に停めて、少しわんこのお散歩。
のぶとはるは入れないので、お留守番です。
小林家見学ツアーは、前日までの完全予約制。
一万坪の敷地内には、空知地方最大規模のレンガ建造物が立ち並んでいます。
酒蔵といえば木造が多いイメージですよね。
ですが、ここ小林酒造は珍しいレンガ蔵で、2代目が先祖の郷里である新潟から瓦職人を呼び寄せて造らせたそうです。このレンガ蔵と石炭の熱を利用した酒造りの技術により、北海道の過酷な冬でも酒造りを続けることができました。
家屋見学ツアーですが、「商家の暮らしのコース」と「商家の商いのコース」が3ヶ月毎に入れ替わります。
それぞれ見学できる部屋が違って、この2つのコースを制覇した人のみ「秘密の小部屋」が見学できるんです。
↓小林家家屋の入口
今月は、「商家の暮らしのコース」です。
小林家の生活空間を中心に回るコースで、楽しみ。
受付を入ってすぐの所に掛けられているこの「千枚の布」は、2代目社長の奥様が破れたりした着物のまだ使える部分を切り取って、縫い合わせて作った布なんです。
ツアーの中では、小林家の「もったいない精神」も語られます。
ホールの奥にあるこちらの日本間で、10:50からのツアーが始まるのを待ちます。
こういう空間、大好きです。
日本家屋って、晴天の日もいいけれど、曇りの日も似合うと思いません?
ツアーの初めに、酒粕をいただきました。
優しい味で美味しかったです。
ツアーは、小林家の奥様のリアルなお話を聞きながら、各部屋を回ります。
この時は、私たちだけだったので、個人ツアーでした。笑
ツアー中は基本撮影禁止ですが、一部だけ撮影OKの部屋があります。
それがこの「離れの客間2」です。
これらの調度品は豪華絢爛なだけでなく面白い工夫が凝らされていたりと、遊び心を感じることができます。
こうして、約1時間のツアーはあっという間に終了。
中はほとんど当時のまま家具などが残されており、まるで現在もここで生活が営まれているかのような雰囲気でした。
大切に維持されているのももちろんですが、実はここ2013年まで実際に小林家の方々がお住まいだったんです。
近年まで実際に使われていた重要文化財を見学できるってとても貴重ですよね。
ツアーの最後は、また日本間でお抹茶と甘酒をいただきました。
ほんとにここの甘酒は美味しいです。
見学後、中庭を散策。
今回改めて感じましたが、やっぱり昔の建物を見学するのは面白いです。
私自身、愛知県にある博物館明治村(各地から文化財が集められ、保存されている場所)に何度も通い詰める建築物マニアなのですが、ここの見学は記憶に残るものになりました。
売店もあり、酒粕を買って帰りたかったのですが、賞味期限が3日くらいで帰るまでもたないので諦めました。
13:00、「小林酒造」を出発。
お昼ご飯を食べ逃しました。
たいした予定もないし、行ってみよう!ということで、前から気になっていた場所へ。
14:20、「ぷらっとみなと市場」に到着。
ここでお昼ご飯を食べます。
お目当ては、ホッキカレー。
いろんなお店があって迷いますが、、、
こちら「北の板さん」にしました。
↓母は、海鮮丼
↓私は、もちろんホッキカレー
ホッキの食感が良くて、美味しかったです。
来て正解でした。
15:05、「ぷらっとみなと市場」を出発。
雨がポツポツしてきました。
実はこの後、登別地獄谷にリベンジしようと思っているんです。
リベンジというのも、旅行4日目に登別温泉を通ったのですが、雨が酷くて散策できずに通過したんです。
↓その日の記事
まあそんなに雨もひどくないし、行ってみるだけ行ってみよう。
というわけで、、、
16:15、「登別地獄谷」に到着。
地獄谷駐車場から徒歩で散策します。
ここの駐車場は大湯沼駐車場との共通券で、¥500。
小雨なので、わんこはリュックで行きます。
ここ地獄谷は、倶多楽火山に含まれる日和山が約1万年前に噴火したことで、誕生しました。
登別温泉最大の源泉で、1日に約1万tが湧き出しています。
世界的にも珍しく9種類もの多泉質が湧き出していることから、「源泉のデパート」と言われるそう。
湯煙を上げて煮えたぎる様子から「鬼の棲む地獄」と言われるようになりました。
硫黄の匂いがキツくないので、パグも気にしていない様子。
↓地獄を流れる湯の川は、三途の川と呼ばれている。。。
至る所に噴気孔があり高音の湯気が吹き出しているので、柵の外に出ればsmoked humanが完成します。
ペットを連れて行く場合は、絶対にリードを離さないようにしましょう。
はる君「俺はリュックの時も前見えるようにしてや。」
温泉街は遊歩道が整備されているのですが、地獄谷周辺の遊歩道は木道で歩きやすいです。
雨でも汚れませんが、たまに滑りそうになります。笑
引用元:http://noboribetsu-spa.jp/footermenu/map-panf/
(登別国際観光コンベンション協会公式 HPより)
奥の鉄泉池まで見て、
大湯沼遊歩道を通って、奥にある大湯沼と奥の湯を目指します。
ここら辺から木道ではなくなり、山道になっていきます。
これが想像よりも過酷で、散策ではなく軽い登山でした。
多分片道30分くらいはかかったと思います。
やっと見えてきました。
あとは下るだけ。
やっと「大湯沼」に到着。
こちらもすごい煙です。
そして隣には、「奥の湯」。
よし、見れた。
帰りましょう。(滞在時間数分)
想像するだけで嫌ですが、来た道を戻ります。
あ、安心してください。
大湯沼にも駐車場があるので(共通券)、車でも見に来れます。
はる君「じゃあ車で来いよ。」
帰り道に地獄谷張出展望台を通った時、野生のシカさんがいました。
飼い主「ヤッホー」
鹿「げっ。」
そんなこんなでプチ登山地獄谷散策も終わり、、、せっかく登別温泉に来たんだから温泉に入って帰りたい!
ですが、有名温泉地の日帰り入浴って高いんですよね。笑
普通に¥1,000以上しますもんね。
できれば¥600くらいまでで、でも露天風呂付きがいい。。。
っていうわがままを叶えてくれる宿がありました。
18:00に登別地獄谷の駐車場を出発して、車で数キロ。
18:15、「旅館 四季」に到着。
もう暗くなってしまいましたが、登別温泉の湯を楽しみます。
コンパクトな浴室ですが、洗い場も露天風呂もドライヤーもあって満足。
露天風呂の目の前は森で、昼間は動物たちに会えそうな場所です。
※2021年リニューアルオープン予定
19:15、「旅館 四季」を出発。
これからどんどん雨がひどくなるそうです。
クネクネ山道な上に霧もすごくて、前が見にくいですね。
おまけに、動物の活動時間なのか、道路脇にシカを発見しました。
こんな日はあまり走らない方がいいですね。
途中コンビニで夕食を調達して、近くの道の駅を探します。
20:30、「道の駅 そうべつ情報館i」に到着。
遅い夕食タイム。
明日くらいには帰りのフェリーを予約しないといけませんね。
はる君、もうすぐ北海道が終わっちゃうよ。
あんまり関係なさそうですね。
おやすみなさい💤
↓本日の行程