【今年も来ました北海道】
〜旭展望台→定山渓→小林酒造〜
10月8日、旅行3日目。
現在朝の4:00前。
小樽の町の明かりが見えてきました。
のぶ君も1年ぶりの北海道にテンションが上がります。
4:10、部屋に船員さんが来てくださって、チェックアウト。
ウィズペットルーム利用者は、部屋でチェックアウトします。
船内放送もあったので、急いで下船準備。
4:15、車へ。
下船は、みんな一緒に車で下船します。
部屋の前に階段とエレベーターがあるので、便利。
で、車を停めた母はもちろんどの階に停めたか覚えてないので、毎回なんとなく降ります。
今回は、1回目でビンゴ。
いやー、船旅が終わっちゃう。
旅はここからなのに、もうすでに名残惜しい感じ。
4:30、定刻通り着岸。
前の方の車が動き始めたのでエンジンをかけて、
4:45、ついに、、、
北海道上陸!
もうこの「北海道上陸!」も3回目ですが、毎回違う感覚です。
確実に新鮮味は薄れていってますね。
今年はいろんな意味で、「さ〜、はじまるぞ。」という気持ち。
らべんだあ、ありがとう。
まだ真っ暗です。
ということは、朝日を見なければいけない。
よし、朝日を見に行こう。
何気に北海道で朝日を見るのって、初めてです。
絶対に対向車とすれ違いたくない道を通って、小樽駅の後ろにある丘を登ります。
5:20、「旭展望台」に到着。
広い駐車場に車を停めて、さあ展望台へ急げ!
もう朝日昇ってる気がするけど!
熊出没注意みたいな林道を少し通りますが、せっかく買った熊鈴を準備してる暇もないです。
展望台につきました。
朝日を探せ。
え、色はTHE朝日昇ってる時の色なのに、ちょうどそのラインに雲があって見えない。。。
北海道1発目の観光?挑戦?は失敗。
駐車場へ戻ると、のぶにご飯をねだられたので、ここでわんこの朝ごはんタイムにします。
北海道での最初の朝食を見つめるパグ。
人間は、まだお腹空いてないので食べません。
駐車場にはトイレ(ボットン・トイレットペーパーなし)もあるし、ここで時間を潰すことにします。
仮眠💤
8:00、目覚ましで起床。
よし、行動開始。
当初の予定では、今日の午前は積丹半島観光。
でしたが、一昨年・去年で一通り回ったし、この時期に行ってもなぁ、というので、積丹半島は飛ばします。
ていうか、今日は予定詰め過ぎでそもそもスケジュールに無理がある。
今更という感じですが、やっぱり犬連れだと人間のみの場合と比べて1.5倍くらいの所要時間がかかります。
例えば、人間だけだとさっと出発できるのに、犬連れだと一応散歩させてから出発しよう、みたいな。
たまに友達と旅行に行くと、人間だけという身軽さに驚きます。
8:25、旭展望台を出発。
小樽の朝里川温泉と札幌の定山渓温泉を繋ぐ定山渓レイクラインを走ります。
車窓には今季初の秋らしい山が映って、朝から爽快ドライブ。
9:50、「定山渓」に到着。
よく「札幌の奥座敷」というフレーズが使われている通り、札幌市街から車で約1時間で来れます。
江戸末期に美泉定山という修行僧が、アイヌの人々の案内でここに来て、温泉が湧き出ているのを認識しました。
その後、定山はここを整備して湯治場を作ります。
それが現在の定山渓温泉です。
町自体が工事中で道路がややこしくなっていましたが、無料の定山渓公共駐車場に停めました。
大通り沿いのホテルミリオーネ横の信号を曲がると、左手にあります。
さ、お天気もいいし、散策しよう。
定山渓にはいくつか紅葉スポットがあるのですが、時間とエネルギーの都合で、今回は二見公園に行きます。
温泉街の中心を流れる豊平川。
実は定山渓には河童伝説があり、、、
道路工事に従事していた青年、瀬山某がこの淵で魚取りしていた時、足すべらせた訳でもないのに、急に引込まれるように、川底に沈んでいった。これを附近にいて目撃していた胴木流送中の人達がすぐに飛込んだが、淵が深くて救助する事が出来なかったばかりでなく、この青年の姿は遂に発見する事なく日が過ぎた。そして一年、一周忌の当夜、件の青年が故郷の父の夢枕に立って、「私は今かっぱの妻と子供と一緒に幸せに暮らしている」と語った。部落きっての美男子だったこの青年、ここに住んでいるかっぱに魅入られたのだろう‥‥‥‥‥‥ということで、以来ここをかっぱの淵と称するようになったが、その後は此処で遭難する者は全く無くなったという。
河童伝説 | 定山渓温泉の観光ナビ「定山渓観光協会公式ホームページ」より
なので、至る所にかっぱのオブジェがあります。
↓かっぱ大王
伝説に出てくるかっぱ淵は、二見公園内にあります。
というわけで、着きました。
「二見公園」
豊平川沿いに遊歩道が設置されています。
ちなみに犬の散歩禁止の標識があったので、ここからは抱っこで。
奥に進むと、二見吊橋があり、
ここにも草取り中?のかっぱがいます。
事前に調べた定山渓の紅葉予報は「見頃」。
ですが、少し早いかなという感じです。
吊り橋からの眺め。
吊り橋を渡ると、川に降りられるようになっています。
そして降りたここが、かっぱ淵↓
車に戻る途中、行きに目をつけていた温泉まんじゅうを買いに寄ったのですが、もう売り切れてました。
この時間に売り切れってことは、絶対美味しいはず。
買っとけばよかった。。。
定山渓の観光はここまで。
定山渓温泉まで来て、温泉には入りません。
まだ昼だし。
ちなみに温泉は、口に入ると少ししょっぱい無色のあの泉質で、塩分のおかげで体が芯から温まるあれだそうです。
犬連れで泊まれる宿もあるので、温泉メインで旅行できる歳になったらまた来たいかな。
さてお次は、すぐ近くにある知人に教えてもらった話題のパン屋さんへ行きます。
やってきたのは、
「エクスクラメーションベーカリー」
定山渓公共駐車場から車ですぐのところにあります。
2021年4月にオープンしたばかりで、インスタ映え映えのおしゃれなパン屋さんとあって大人気。
店に続く道さえもおしゃれ。
平日のお昼なのに、並んでいます。
若者から主婦、絶対にこの後ハイキングに行くだろうマダム達、、、年齢性別問わず人気です。
30分くらい待って、中に入れました。
現在品数が少なくなっております、と言われていましたが、ほんとに少なかった。笑
でも、この感染症対策にピッタリと思ってしまうおしゃれな部屋にいるパンは、どれも目を惹くものばかり。
これまで見た中で一番おしゃれなパンです。
キッシュやお惣菜パンとは言えないくらいおしゃれなお惣菜パンを買いました。
紙袋ってところもいいですねぇ。
カフェも併設されているのですが、時間に追われている私たちはテイクアウトしました。
ちなみにマダム達は、店の前の足湯で団欒中。
車に戻ると、キツネが昼寝してました。
11:50、定山渓温泉を出発。
道央自動車道で一気に次の目的地に行きます。
高速道路なんか使っちゃうほど時間に追われている理由は、14:00からある予約をしているからなんです。
移動中に昼ごはんとしてさっき買ったパンを食べましたが、見た目だけじゃなくすごくおいしいです。
生地自体が美味しくて、パンにはうるさい母も大満足でした。
これは並ぶ価値あり。
たまにある見た目だけすごくて中身が伴っていない映え映え用の食べ物とは全然違います。
岩見沢ICで降り、やって来たのは、夕張。
13:35、「小林酒造」に到着。
一回しか来た事ないのに、めっちゃ懐かしい。
それぐらい印象に残っている場所です。
「北の錦」という日本酒は、呑まない人でも聞いたことがあるくらい有名な日本酒ですよね。
その蔵元が、こちら夕張郡の栗山町にある小林酒造なんです。
さっそくですが、駐車場の奥にあるレンガの建物は、昭和37年に建てられた旧社宅で、現在はトイレになっています。
詳しくは、過去の記事に書いていますが、↓
夕張川の近くにあるこちらの小林酒造。
国の登録有形文化財に指定されているレンガ造りの酒蔵群、近年まで小林家の方が実際に住んでいた家、レストランや売店が揃っています。
去年の北海道旅行の終わりにたまたま参加したこちらの小林家見学ツアーが面白過ぎて、今年も来ちゃいました。
10日前くらいに電話した時にはすでに予約がいっぱいで、何とか空いてたこの時間に予約しました。
というわけで、北海道初日は鬼スケジュールとなったわけです。
これで午前中に積丹半島に行こうとしてた自分、バカだな。
で、今回予約したのは、14:00からの「商家の商いコース」。
小林家の見学ツアーは2コースあり、3ヶ月毎に変わります。
去年参加した「商家の暮らしコース」では生活の場を中心に巡りましたが、今回は仕事の場を中心に巡るコースです。
というわけでやって来ました、小林家。
初代が明治30年に自宅として建てました。
開始時間まで、喫茶と売店を兼ねたホールで待ちます。
畳のホールなんて素敵すぎ。
トイレまで畳なんです。
14:00、いよいよ見学ツアーが始まりました。
小林家のキャッチフレーズは、「春夏秋冬、外より寒い小林家」。
靴下必須なのでもちろん履いて行きましたが、甘かったらしいです。
分厚くて暖かい靴下を貸してくださいました。
道具もほとんど当時のままで、ほんとに最近まで生活が営まれていたのがわかる空間です。
ほとんど撮影禁止だし、私の語彙力では到底言い表せない面白さがあるので、あえて内容は書きません。
↓大広間は撮影OK
実際に体験できるのもいいですよね。
で、今回もまたまた面白すぎるツアーが約1時間半で終わり、最後はお茶を頂きます。
この甘酒がまた美味しいんですよね。
こうして今回も大満足のツアーが終わり、、、
と言いたい所なんですが、実はまだ続きがあります。
去年は「商家の暮らしコース」、今回は「商家の商いコース」。
私たちは、2つのコースを制覇したことになります。
実は、制覇した人だけ見学できる「秘密の小部屋」があるんです。
”秘密の”なので写真は載せませんが、もし近所に住んでいたら、毛布持ち込みでずっとゴロゴロしていたい、そんな空間でした。
で、その秘密の小部屋の見学が終わると、また喫茶がつきます。
私たちは時間の都合で秘密の小部屋に長居できなかったので、さっきの抹茶から時間が経っておらずお腹チャポチャポ。
ですが、どれも美味しいし、食器も面白いので、つい頂いてしまいました。
喫茶をするにあたって、小林家で受け継がれている教え通り食器は新調せず、元々家にあったものを使われています。
なので、お水は日本酒のあれ。笑
やっぱり今回も、大ハマりでした。
この時にお試しで出していただいた山うに漬けに母がハマり、気付けば買ってました。
山うに漬けとは、小林家に伝わる郷土料理です。元は福井県名産の薬味で、酒造り職人によって新潟経由で北海道に伝播しました。(小林家初代は、新潟から北海道に渡り酒造りを始めた。)小林酒造でも昭和50年代まで職人の珍味として親しまれました。本物のウニではなく山の食材が使われていますが、食感や見た目が本物のウニに似ているため「山うに」と呼ばれます。2020年にレシピが復元され、2021年10月から発売されています。
て、めっちゃ最近やん。て書きながら気付きました。
グッドタイミング👍
となると、あてを買ったんだから、もちろん日本酒も買いますよね。
ということで、最後に売店物色。
「北のろまん」
はぁ、今回も堪能してしまいました。
制覇してしまって、少し残念です、、、
第3のコース、見学したいなぁ。
お留守番していただいてたので、お散歩へ。
16:30にもなると、もう日が傾いています。
16:55、小林酒造を出発。
これまた当初のバカ計画では、小林酒造の後にサッポロビール園に滑り込んで、ジンギスカン♪でしたが、時間的に絶対無理。
なので、給油して、お風呂へ。
17:15、「ホテルパラダイスヒルズ」に到着。
今はご時世的にも日帰り入浴を休止している所があるので、念の為電話で確認しました。
露天風呂がぬるくて新感覚でしたが、すべすべになりました。
お待たせしました。
18:20、ホテルパラダイスヒルズを出発。
スーパーで夕食を調達。
明日の予定は、十勝の北にある鹿追町観光なので、トマム方面に行きます。
夜だし、なんとなく山道が多そうなので、高速道路で。
夕張IC⇨占冠IC
19:55、「道の駅 自然体験しむかっぷ」に到着。
北海道に来ると、やっぱり刺身を買っちゃいます。
食後、わんこのお散歩。
星が近くて、びっくりしました。
空気が澄んでいるのももちろんですけど、建物がないので夜空が綺麗に見えます。
それにしても、寒い。
FFヒーターつけました。
爺やは、念の為マナーパンツ。
毛布返せ。
ご飯残したくせに。
いや返せ💤
↓本日の行程(208km)
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