【函館グルメはしご】
〜はこだて自由市場→松前城→金森赤レンガ倉庫〜
10月23日、旅行18日目。
7:00、おはようございます。
晴れてますけど、雲が多い空。
北海道最終日なので、なんとか天気はもってほしいところです。
車中泊していたのは、
「道の駅 YOU・遊・もり」。
やはり夜中も走行音はしましたが、全然寝れる性格です。
さてまずは、朝のお散歩。
肌寒いので、冬用の服を着せてます。
桜の名所として知られるオニウシ公園が隣接しているので、そこでお散歩。
オニウシとは、アイヌ語で樹木の生い茂った所、という意味。
車に戻って朝ごはん。
自然を近くに感じながらの朝ごはんも最高。
と同時に、北海道で食べる朝ご飯は、これが最後か。
で、食後トイレに行ったら、なんとトイレが1つしかありません。
24時間トイレは3つくらいあるんですが、故障中で使えるのは1つだけ。
おまけに今日は土曜日ということで、お出かけ途中で立ち寄る人も多く、常に並んでいる状態です。
私はのぶ君と同じで毎朝欠かさずうんこする派なので、こんな状況じゃゆっくりできません。
というわけで、8:40、道の駅を出発。
まだ朝の用意も何もしてないけど、とりあえず函館方面の道の駅へ移動します。
〜🚙〜
9:10、「道の駅 なないろ・ななえ」に到着。
トイレと朝の準備だけさせてもらって、
9:30、道の駅を出発。
今年は和商市場に寄らなかったし、ぽぽんた市場でも買わなかったので、市場に寄って家へお土産を送ります。
10:05、「はこだて自由市場」に到着。
やはり函館市街地はキャンピングカーを停められる駐車場が限られているので、事前にチェックが必要です。
今回は、併設の駐車場にギリギリ停めることができました。
ここが満車だったら、キャンピングカーOKのコインパーキングを探さないといけないところでした。セーフ。
市場内には、大きくて美味しそうな魚介類がたくさん並んでいます。
いくらが輝いていてめっちゃ美味しそう。
観光市場というよりは市民の方が普段の買い物で来るような所で、料理人さんも仕入れに来るそうです。
珍しい貝類やいくら、たらこを冷蔵便で送ってもらうことにしました。
10:45、はこだて自由市場を出発。
今日は朝ごはんが早かったし、函館グルメも楽しみたいので、寄り道しちゃいました。
「ラッキーピエロ 港北大前店」
この店舗のテーマは、エルヴィス・プレスリーです。
ボリューミーで野菜がしっかり感じられる罪悪感軽減バーガーに、いつも惹かれてしまいます。
今年は、エビチリバーガーとエビマヨバーガー、それにフレンチフライ。
ポテト、ではなく、french fryです。
プリップリのエビにシャキシャキのレタス、濃いめのタレに柔らかいバンズで、勝ちました。
ラッキーピエロがあるだけで、勝ち組のドライブになります。
海沿いを走って目指すは、渡島半島の中でも松前半島。
函館とは逆側の一番左下にある場所です。
松前といえば、松前漬け!ですが、漬物ではわんこからクレームが入りそうなので、私も興味があったこちらに来ました。
13:00、「松前城」に到着。
幕末には、仙台以北最大の都市と言われた城下町です。
松前城は、日本最北の城・北海道唯一の日本式の城郭・最後に建設された日本式の城、、、と、魅力的な要素が盛りだくさん。
まあ例によって歴史に興味がない母には、お城よりも"犬と散策できる公園"というワードの方が魅力的みたいです。
天守閣はわんこは入れないのですが、下の地図でいうと松前城公園の左上にある松前藩屋敷はわんこも一緒に楽しめるらしいので、そこまで歩いてみようと思います。
公園内には、松前城・資料館の他に寺社もあり、その内の一つが「松前神社」です。
ここには、松前藩の始祖とされている武田信廣公が祀られています。
武田信廣公は福井県若狭の出身ですが、蝦夷地に移住後、1457年にアイヌ民族が蜂起したコシャマインの戦いを平定しました。
その功が認められ、松前町の花沢館蠣崎氏の娘婿に迎えられて跡を継ぎました。
豊臣秀吉から蝦夷地の支配権を与えられた信廣公は、姓を松前に改めて松前藩初代藩主となったそうです。
現在の社殿は、大正12年に総ヒノキ造りで建てられたものです。
天守閣近くの駐車場から松前藩屋敷へはまあまあ距離があるので、パグが歩かないことを想定して、リュックで行きます。
砂利道やでこぼこ道もあるので、ペットカートよりもリュックがおすすめです。
綺麗な栗がたくさん落ちていました。
しかも大きい。
松ぼっくり大好きなマルチーズでも、さすがにこれは咥えません。
ここで、眠たくなってきたパグ。
パグも歴史には興味ないみたいです。
でもきっと、藩屋敷はのぶ君も喜ぶと思うよ。
というわけで、「松前藩屋敷」まで歩いて来ました。
江戸時代の松前の町が再現されています。
ここはわんこも入場OK。
はる君は駕籠に乗って散策したいみたいですが、うちは平民なので却下。
倭人文化とアイヌ文化が混ざり合った土地ですが、建物や道具は本州と同じ雰囲気を感じます。
奉行所↓では、蝦夷地に出入りする船・荷物・人などを調べて徴税していました。
本州との違いで面白いなと思ったのは、当時本州では石高制で、藩主が領地の農民を働かせて年貢(米)を取り立てて江戸や大坂などの大消費地に送ることで利益を上げ、藩を運営していました。
しかし、当時の技術では、自然環境が厳しい蝦夷地では米の栽培ができませんでした。
そこで1604年、徳川家康は松前藩に黒印状を送って、アイヌとの交易独占権を与えました。
家臣にアイヌと交易ができる土地を与えて、そこでの取引や商品流通への課税で収入を得ていました。
厳しい課税や横暴な取引で、たびたびアイヌと衝突するのですが、蝦夷地ではこのようにして藩の運営が行われていたんですね。
偏差値が3上がりました。
江戸時代は北海道で米が作れなかったのも驚きです。
今では、北海道産米といえば美味しくて有名なのに。
建物内も見学します。
大学でこんな字を読み解く授業が必須だったのですが、さっぱり。
立派な眉毛。
寒そう。
1度車に戻って、わんこに留守番を頼みます。
改めて人間だけで天守閣へ。
天守閣は昭和24年に焼失後再建されたものですが、現存する本丸御門などは国の重要文化財に指定されています。
中は資料館になっており、屏風絵などから当時の様子が分かって楽しい場所でした。
城下町も散策してみたかったのですが、今日はこの後お土産調達に行く予定なのでやめました。
15:20、松前城を出発。
17:10、「金森赤レンガ倉庫」に到着。
函館でお土産調達といえば、やっぱりここが思いつきます。
しかも、今回は他にも欲しいものがあるので。
明治20年に貸し倉庫として建てられたこの倉庫。
ところが、明治40年の函館大火で焼失してしまい、
現在の赤レンガ倉庫は、明治42年に建てられたものです。
火災から荷物を守るためと、庫内の温度を一定に保つためにレンガ造りにしたそうです。
ちなみに、食品売り場やレストラン、喫茶店以外のフロアは、キャリーバックやケージinでペットも入れます。
今回はささっとお土産を買うだけなので、わんこ達はお留守番。
↓2019年の北海道旅では、一緒にショッピングしました。
お土産調達と称しながら、自分用にロイズの生チョコレートをゲット。
本州でも北海道展とかで売ってますが、やはり来たら買ってしまいます。
母には先に車に戻っててもらい、1人でもう一つあるものを調達しに来ました。
それがこちら。
函館名物、ハセガワストアのやきとり弁当!
ちらっと隣に写っていますが、ラッキーピエロと並んで函館に来たら一度は食べてみたいグルメではないでしょうか。
とか言いながら、
函館4回目にして、やっと買いました。笑
紙に記入して注文するシステムなんですが、やきとり弁当といっても種類が豊富で、サイズから串の種類から味付けから自分で選ぶことができます。
季節限定だったと思うのですが、今回は白ごはんか栗ご飯かも選べました。
私は、やきとり弁当(小)栗ご飯タレにしました。
注文してから作ってくれます。
よし、これで任務完了。
18:15、赤レンガ倉庫を出発。
いよいよ北海道最後のお風呂へ向かいます。
函館の日帰り入浴といえば、2020年に行った大正湯がすごく良かったです。
↓
綺麗な銭湯で、すぐ隣にはコインランドリーもあります。
ただ、隣の駐車場には3台くらいしか停めれないので、特にキャンピングカーは駐車場探しに苦労する可能性がありますね。
18:35、「KKRはこだて」に到着。
少しお高めの日帰り温泉ですが、道中にあるのでここにしました。
19:45、KKRはこだてを出発。
途中で給油して、今朝も寄った道の駅へ戻ります。
20:30、「道の駅 なないろ・ななえ」に到着。
土曜日ということも相まって、車が多いです。
さあ、今日は北海道最後の晩餐。
朝行ったはこだて自由市場で買ったサーモンやハセストのやきとり弁当でぎりぎり北海道感を保っています。
ちなみに、やきとり弁当という名前ですが、その正体は豚肉です。
道南では、「やきとり」は「豚肉」のことを指すそうです。
サーモンも脂が乗っていて、最後の晩餐にピッタリでした。
よくよく考えると、海鮮、ラッキーピエロ、やきとり弁当と、函館グルメを満喫した一日でした。
お散歩にも行って、あとは寝るだけ。
あー、いよいよ北海道が終わっちゃう〜。
23:00、おやすみなさい💤
↓本日の総走行距離(257km)